1) 1985-1986 ランサーセレステ(年式,形式不明)
社会人になって最初に所有したのが、黄色のランサーセレステでした。これは当時、会社の先輩から半ば強引にただで譲り受けたもので既にかなりの年季物した。学生時代は全く車の運転することなかった私は全くのペーパードライバーでした。 この車で運転の修行を約1年してなんとか一人前のドライバーになりました。何とこのセレステにはクーラーがなく、後付けのクーラーが助手席のグローブボックスの下に着いていました。また、この後付けクーラーはとても大きく助手席になった人はよく膝をぶつけひんしゅくをかっていました。
2) 1986-1988 フェアレディ280Z,2by2 (1978年,S130)
事実上初めて自分で購入した車が、黒のフェアレディZでした。少年時代からの憧れていたZということもあり、購入後すぐにタイヤやホイールの交換をしドレスアップに励んでいました。そして初めて車で名古屋―広島間を往復するなど楽しく乗っていましたが、購入時ですでに8年落ちだったことやメンテも全くされていなかったこともあり、走行時に突然エンジンが突然停止するなど致命的なトラブルが続発し2年弱で手放すことにしました。
3) 1988-1997 レパードXS-U (1988年,GF31GASD)
Zがトラブル続きでしたので、次に購入するのは新車にしようと当時としてはかなり背伸びをして購入したのが、レパードXS−Uでした。(当時の人気ドラマ「危ない刑事」で使われていました。)この車は、スポーティーとエレガントを兼ね備えた日産のスペシャルティーカーとて開発され、ライバル車は爆発的に売れていたトヨタのソアラでした。さすがに新車で購入したので、納車後1度も故障もなく良く走ってくれましたが、運転していて楽しい車ではありませんでした。そしてバブル崩壊の影響をもろに受けた私の財政事情もあって約10年間も所有していると、さすがにやや飽きを感じてきました。そろそろ次の車にしないと・・・
4) 1997-2000 ローバー 800SLI(1997年,E-RS25)
1997年の7月にフラッと寄ったローバーのショールームから私の外車生活がスタートしました。 当時ゴーシャス志向であった私は、展示してあった800SLIのコノリーレザーのシートと国産車では あまりお目にかかれないウッド(それもウッド調のプラスチックではなく本物のウォールナット)をふんだんに使っている内装に すっかり心奪われました。それから、3週間後にはニューブリティシュグリーンの800SLIが納車されました。 この800シリーズは、1993年の誕生で1996年のマイナーチェンジで、バンパーなど若干のエクステリアの変更と ローバー自社製のエンジン(K25V6)搭載になりました。インテリアは、3年間最後まで満足いくものでしたが、 FFということや足回りのへたりなど走行性能では不満を感じるようになっていて、3年目を迎える頃(1999年の夏)には 密かに買替えを決心していました。買替えの第一候補は、エクステリアとインテリアとも大変興味をもった 1999年にデビューしたてのローバー75で、ほとんど契約する寸前でした。それでも一度くらいは高嶺の花のBMWを運転したいと、 近くのディーラーに寄ってみました。
ハンドルを握った瞬間・・・それがすべての始まりでした。
5) 2000-2003 BMW 525i M-SPORT (2000年,GF-DM25)
2000年4月某日、財政的にはとても困難ですが、なんとかBMWのオーナーになりたい。 そう思って商談のテーブルに着きました。その時乗っていたローバーのサイズからいっても、最初から5シリーズがターゲットです。まず一番高価な540はとても手が出ないので最初から対象外でした。それでは525と528どちらにするかでしたが、オプション等に少しでもお金を回したかったこともあり、シリーズ中の最小エンジンである525にしました。それでその日も525 Hi Lineを中心に話を進めていましたが、ショールームに展示してあるシルバーの525がやけにカッコいいのです。 営業の人に「この5シリーズは何?」と聞いてみると、「最近ラインナップに入ったM−Sportです。」と言います。 カタログを見ていても、Mテクエアロ、MサスそしてM−Sport用ホイール等が標準装備されるMスポは大変魅力的ではありましたが、 インパネがアルミ調であることと、シートがアルカンタラ・シートだったことで、内装に拘りを持つ私としてはHi Lineを中心に考えていました。それが展示してあるシルバーのMスポのドアを開けると、 何とレザーシートにウッド(ウォールナット)のインパネです。びっくりしました!「この内装は?」と聞くと、 「オプションです。」と営業担当者が答えました。よくよく聞いてみると、生産前の本国オーダーだとそれらのオプションは思ったほど 高くないことがわかりました。ただし本国オーダーだと納車までにどうしても時間がかかります。ちょうどいい! 乗換え時期を6月末に計画していた私は、早過ぎる納車も困りものでした。早速、「Mスポ」に方向転換です。 そしてローバー75のえんじ色を注文しようとしていた私は、このMスポでも赤系を中心に選択していたところ、 Mスポ専用色であるイモラレッドに遭遇しました。これが、「イモラ」との出会いです。それから、2年半よくもこんなに「いじれる」ものと言うくらい勝手流ドレスアップにのめり込んできました。元々車好きではありましたが、こんなに好きになったのは初めてでした。車の雰囲気、エンジンの吹き上がり方、運転するフィーリングなどこれまで味わえなかったものを十分に堪能しました。しかし皮肉なもので、「イモラ」によって運転する官能を知った私は、更なる官能を求め本人も思いもしなかった早期の買い替えに走ってしまったのです・・・・!
2002年12月28日「イモラ」を手放すことに決めました。
この2年半の「イモラ」の歩みはどれすあっぷ(BMW編)で詳細に掲載しています。
おまけ)1988-1990 HONDA CBR 400
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